南北に長い川崎市は、まちの規模も大きく、また東京にあまりにも近いので郷土愛のようなものが芽生えにくいと言われます。けれど、川崎は実際に住んでみると人情も歴史もあり、便利で面白く住みやすい土地です。東京や横浜にはない独特の味をもち、大自然が広がる北部、発展目覚ましく現在人口が増え続けている中部、公害を乗り越えた力強い工業都市としての顔を持つ南部と、それぞれに全然違う文化が育まれていますが、７つの区がそれぞれに特色を出して輝く、虹のような魅力があります。そういったかわさきの魅力を川崎市を貫く屋台骨のような多摩川の流れにのせて、流域の人々に伝えていくのがわれわれ「川崎情報本 タマジン」の使命です！地元に住むアーティストやライターが多く執筆しているのも特長で「川崎定点観測」「東京異界」「土地伝説」などドキュメンタリータッチの連載は読み物として人気があります。