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JAPAN EXPO 2014リポートダイジェスト ~日本のコンテンツが世界を席巻~

JAPAN EXPOとは、漫画・アニメ・ゲーム・音楽などのポップカルチャーから
書道・武道・折り紙などの伝統文化までを網羅した“日本文化”がテーマの巨大イベントです。
フランス人主宰により2000年から毎年パリ郊外のパリ・ノールヴィルパンド展示場で開催されています。
第14回目となる今年の開催日程は7月2日〜6日。期間中約24万人の集客が見込まれています。

初日のオープン早々から会場には多くの若者が来場。ヨーロッパ各地がすでに夏休みに入っていることを
実感します。また、来場者の7割近くが程度の差こそあれコスプレをしていて、ブースだけではなく
来場者自身が重要なコンテンツとなっており、さながら「コスプレ夏祭り」という雰囲気です。

皆さまにも関係の深い自治体ブースもたくさん出展しています。そのいくつかをご紹介。
IT技術を使った体験型ブースとカワイイご当地キャラクター「トリピー」で人気を集めていたのは
「まんが王国とっとり」として情報発信中の鳥取県。フランス文化勲章を受賞しフランスで知名度の高い
谷口ジロー氏が描いた絵を、鳥取県民から集めたご当地自慢の写真で作成したフォトモザイクを展示。
併せて来場者の写真をその場で同様にフォトモザイク化しプリントアウトしてプレゼントする演出が
活況を呈しています。
もちろんトリピーも人気で、ゆるキャラの人気は国境を越えることを実感させられました。

3回目の出展となる福岡市・福岡県の合同ブースでは、コンテンツ産業振興を目的として
福岡発のアニメーション制作関連企業をPR。今回はフランスのアニメーション関連企業をブースに招待し、
会場で商談をするという戦略で既に6社と面談が決まっているそうです。

長崎県は「島原素麺」、「五島手延べうどん」のフランス輸出に向けた商談を10月に予定しており、
そのリサーチが目的。多くの人に試食してもらい、アンケートを実施しています。
薬味に使用した柚子胡椒が人気だということです。

日本を代表する観光名所、京都は今回が2回目。京都の文化を紹介し観光誘致をより積極的に進めようと、
京都を舞台にした映画『舞妓はレディ』(周防正行監督・脚本)の紹介を兼ね、最終日(6日)には
主演の上白石萌音さんが舞妓姿で登場。ジャパンビューティに会場は興奮状態でした。
同じく観光名所の沖縄は、音楽を中心にプロモーション。民族衣装が人目を引いていました。
クールジャポン、日本のコンテンツの素晴らしさを再確認させられるイベントでした。

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